赤松
お寺の山門を守る2本の赤松。庭木版、仁王様!!
根のまわりはコンクリート、石、リュウノヒゲで覆われ息ができません。
みどりの色、艶もよくありません。
近年、赤松のマツノザイセンチュウによる枯死の被害は深刻な問題です。
マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリムシによって樹体内に運び込まれます。
残念ながらセンチュウ対策として完全に治癒できる薬は今のところまだみつかっていません。
あくまで予防としての薬剤を樹幹注射します。既に感染している松に効果は望めません。
大切な事は樹勢を衰えさせないこと。
弱っている松に被害が広がっているのが現状です。
石や草を取り払いコンクリート(ブロック基礎)も撤去。
先の工事でブロックは石垣になる為、根を痛めないよう内側へ。
油かすなどの有機肥料を埋めながら腐葉土、推肥、ピートモス、薫炭モミガラなどまぜ合わせます。
(写真:小田原飯泉園芸 富樫亮一さん。
いつもお世話になってます。)
土留めの石を積んで作業終了。
私は植木屋です。手入れの季節にはこの赤松のみどり1つ1つに挨拶をして回ります。
ややこしい言葉を並べて痛んだ樹皮にコンクリートやシリコンをつめこんで肉があがってくるはずがありません。
仁王様に怒鳴られぬよう植木職として精一杯この赤松と向き合うつもりです。
使用した肥料
・油カス 10kg×15袋
・豚プン 15kg×10袋
・牛フン 20kg×10袋
・鶏フン 20kg×10袋
・腐葉土 60kg×15袋
・ピートモス 100L×10袋
・薫炭モミガラ 60kg×10袋

1年後

2年後
元気なみどりが伸びました。
お寺の山門、二本の赤松
街並みや季節、
思い出や成長、
この景色がいつまでも
繋がりますように。



